サークル提出小説の反省文

私はとある文芸サークルに入っています。
で、今度、サークル誌を出す予定でして。
個人の同人誌だと勝手に反省文をあとがきとして書くのですが、
サークル誌なので、ちょっと無理。
ということで。
ここに書き終わったあとに思ったことを徒然と書いていきます。
書いていた新鮮な感情を忘れたくないのよ。ある種の備忘録。
不定期更新。
【アップしてあるのは、リンク貼ってあります。
ちなみに、サークルは自然消滅しました。
個人的にイヤになったっていうのもあったりしますが。(最終更新日:2022/02/02)】

第一巻

第一回:テーマ「新しい朝が来た」からの書き出す小説。
タイトル:「かわれる」
自分がお題を出したのに、ネタ出しに苦労しました。
結局にギャグショートショートに走りました。
中身が全くなくこれは酷いな……と思っていたのですが、
尊敬するライターさんのツボにハマったのは嬉しかったです。

第二回:テーマ「万葉集」
タイトル:「満月ラプソディ」
令和ってことで、このテーマです。
ネタに困るとかなでさんに頼るのは、申し訳ないなあといつも思っています。
かなでさん、ごめんなさい。
でも、頼りになるよ、かなでさん。
ネタ出しに100分de名著を視聴しました。ムックも読みました。現代語訳もいくつか。勉強になりました。
万葉集って、時期によって歌の傾向が違うので、どこをどう切り取るか悩みました。
「どこに万葉集要素があるのか、って思っていたら、最後にこう来たか! ってびっくりした」という感想を頂きました。
狙い通りでした。うれしい。
追記:「神様がいる喫茶店」の同人誌に載せることにしました。(2020/03/02追記)
追記:結局同人誌には載せないことになりました。(2020/07/27追記)

第三回:テーマ「病気」
タイトル:「春風にのってきたサザンクロス」
あたくし、リアルに病気なので、自分の病気描写を出そうか、と思ったのですが、
生々しいのはまだ書けないなあってことで、ファンタジーに走りました。
オチは単純にしました。変に凝りたくなかったし……。
反省点としては、いくらクロスだけで動かすのが不安だったからって、
棺担ぎのクロとかキノの旅とかキルラキルの影響を強く受けなくても……。という点。
頼れる人外の相棒モノが書きたかったっていうのもあるけど、あからさまにあからさま過ぎた。
まあ、彼女がああなった理由はちゃんとあるので……。おいおい書けていけば。
彼女の話はかなでさんと同じくシリーズとして続けて書きたいなあ、という願望があります。
っていうか、これとは別に書いてやる。
タイトルに困ったので、メアリーポピンズの邦題とカービィのイメージを足して二で割りました。
つまりはタイトル自体には意味があまりないって言う……。
世界観は「今日は明日の物語」と同一です。

以下、未収録分

第四回:テーマ「食」
タイトル:「夢のレストラン」
これ、漫画にしようとしていたネタだったんです。
でも、書けないので、封印していました。

で。

最初、瑠璃兄妹のドタバタ劇を書いていたのですが、
これを思い出して、この作品に方向転換しました。
本当は絶望させて終わらせようと思ったのですけど、
救いがあったほうが、自分にとっても救いがあるなあ、って思ったので、オチはああなりました。
「まひろさんの作品だから、ただでは終わらないだろうなあって思って読んでいました」
という感想を貰った作品です。心を読まれている。
コックの設定は最初は女性でした。
でも、こういう系統の話の代表にかなでさんがいるので、あえて男性にしました。
どうせ性別不詳だしね。人は見かけによらないもの。

第五回:テーマ「ありがとう」という台詞から書き出す小説。
タイトル:「銀のトビラを開けるアヴァロン・セレスタイト」
タイトルから分かるかもしれませんが、「今日は明日の物語」と同一世界観です。
困ったときのメアリーポピンズネタ。メアリーポピンズ第三作からタイトルを頂きました。
銀はアヴァロンの髪色からです。
元々アヴァロンとゼフィを中心とした、
シチュエーション・コメディ(アニメカービィとかキョロちゃん的な風刺を入れたギャグ系統)が書きたくて、
色々ネタを考えていたのですけど、小説ではこういうのって難しくって、放り投げていた話でした。
ゼフィの性格がああなったのは、ツンデレキャラに飢えていたっていうのもあるけど、
アヴァロンの暴走を止めるには、彼女もアグレッシブでないとダメかなあと思ったため。
信頼できない語り手にチャレンジしたのですが、うまくいっているか不安です。
重たい設定もうまくいっているかどうか……。
あと、世界観の説明がうまくいっているか……ファンタジーの世界観って難しいわよね。
この作品もいずれシリーズ物にしたいです。
追記:「今までで一番で面白かった」という感想を貰ってしまいました。
チャレンジングな作品だったのですけど、そうとは見えないとも。
意外と上手くいった作品だったのかなあ、と思ったり。(2019/11/27追記)

第六回:テーマ「冬」
タイトル:「希望探偵エス、登場!」(Nolaノベル)
まさか主宰の伊藤さんと職業がかぶるとは思っていませんでした。
私のは推理を放り投げているけど。
こういうギミック・能力はある意味卑怯な気もします。
でも書くしかないんだもーん。思いついちゃったしー。
で逃げます。
ざっくり裏事情を話すと、「ESは希望のエス」のリメイクです。
一周して元の性格・能力に戻りました。
あれがイレギュラーなんです。
ま……まあ、これも連作していきたいです。
エスくんの姉を出したいしね。
追記:これもパイロット版になります。
もう少し彼の能力のギミックを考えてみます。

第七回:テーマ「本」
タイトル:「サザンクロスの冒険」
クロスちゃんパート2。テーマ3の短編の続編です。
個人的にちょっと遊びすぎた感じがします。台詞回しとか色々。
テーマが本ってことでグリモワールを出したのですが、
グリモワールを知っている人と知らない人の差が激しいかな……。
ターゲットは高校生あたりなので、それぐらいの人は知っているかも、等々の指摘。
オチは「水戸黄門」的という講評に、そうだよな、と納得。
デウスエクスマキナにならないように気をつけてはいるんですけどね……。
守りに走っちゃったかも。
姉さんは書いてて楽しいキャラです。
作中最高にゴーイングマイウェイだと思う方です。
あと彼女の名前は出てませんが、ちゃんと名前、あります。
グリモワールの流れで、主宰さんの口から
「よんでますよ、アザゼルさん」が出てきたのは、
流石にびっくりしました。
これ、なかなか酷い漫画ですから……(褒めてます)
気がつきゃ、会を興してから、一年が経ったんですね。
早いなあ……。

第八回:テーマ「家」(ステイホームから)
タイトル:「恩知らずの闇子さん」
無茶苦茶遊んだ作品です。都子と闇子の掛け合いが楽しかった。
遊戯王(東映版・キャベツです)が好きで、
こういう入れ替わりネタを幼い頃から書いてみたくって。
キャラと設定を思いついたのは中2の遠足で千里浜をバスで走っているときです。
16年間燻っていました。思い出し、書こうという気になったのは
引っ越しの荷ほどきで出てきたメモとセレステのおかげです。
作中で闇子がやっていることは完全にドール=ガールのキキでなのでいいのかなあと、書き終わってから悩んでます。
つきちゃん先生、まみぴー先生、マイアディーガスタッフの皆様、すみません。
結末で「家」についての話がはいるのですが、この発想は飛ばしすぎた気がします。
おこられそう……。
web公開分の「恩知らずの闇子さんP」と今回の作品はバディとしてキャラを動かし方をテストするために書きました。
(PはプロトタイプのPです)
ある方との話の流れで本編は同人誌として出すことになりそうです。
(それまでにお金を貯めます)
ストーリーについて相談できる人がいるって幸せ。
あたし、設定を凝るタイプなんですけど、独りよがりな設定にはしたくないんですよ……。