TOP

更新履歴


小説
  • リトルプレス「恩知らずの闇子さん」第2話試し読み

    「鈴ちゃん! これ、可愛いですね!」「そうだねえ! 都子ちゃん!」わたくしが中等部に入りたての頃の話です。クラスメイトの中嵜鈴とわたくしは、遠足で隣の都会に来ました。桜吹雪が見事に舞っています。外はポカポカとしていて、天気がとても良いです。…

  • リトルプレス「恩知らずの闇子さん」第1話試し読み

    梅雨の季節だというのに、今日一日、ぽかぽかの天気になりそうな朝のことでした。わたくしは、通学するため、バスを待っていました。だんだん陽気になっていく空に、思わず大きくあくびをします。後ろで並んでいる数人のサラリーマンも眠たそうに目をさすった…

  • 「冷血の鏡子さん」

    「あれ。どこいったっけ」 私は夫からもらったピアスを探す。さりげなく揺れるエメラルドがついた小さな小さなピアスだ。大好きな夫からもらったピアス。とっておきのとき――例えば、夫とのデートの時とか――に付けようと思っていたピアス。 今日がそのデ…

  • パイロット版「希望探偵エス」

    オレは冬休み間近の寒空の下、走りながら大声で泣いていた。道行く人々は呆れてオレを見ているだろう。しかし、オレはそんな人たちよりも自分の苦しい心を解放させたくて仕方がなかった。冷たい空気で張り付く喉に咳き込みながら、オレは誰も会いたくない一心…

  • パイロット版「恩知らずの闇子さん」その2

    「北条さん、ごきげんよう。如何お過ごし?」 後ろから、髪の毛を美しく整え、メイクをバッチリ決めたクラスメイト、城鳥蓮華が高笑いしながら、背中を叩き、通り過ぎた。「城鳥さん……。どうも」 月曜の朝という一番嫌いで憂鬱な時間帯に、こんな高笑いを…

  • 「銀のトビラを開くアヴァロン・セレスタイト」

    「ありがとう」 こう繰り返し頭を下げる老女に、「いえ、神々にお祈りをする手伝いをするのがわたしたち神官の仕事。こちらもお役に立ててうれしかったですよ」 小礼拝堂の前で神官長の孫娘で次期神官長のゼフィは老女の手を握る。 神殿で働くぼくら神官の…

  • 「夢のレストラン」

     私は古ぼけて暗い印象の「夢のレストラン」という看板がかかっているシケたレストランのドアを開けた。「いらっしゃいませ」 店内は薄暗い照明の真ん中に椅子が三つだけ並んでいるカウンター席しかなかった。奥にはコック帽にコックコートを着たこざっぱり…


同人誌・イベント情報
雑記

読み物
  • サークル提出小説の反省文

    私はとある文芸サークルに入っています。で、今度、サークル誌を出す予定でして。個人の同人誌だと勝手に反省文をあとがきとして書くのですが、サークル誌なので、ちょっと無理。ということで。ここに書き終わったあとに思ったことを徒然と書いていきます。書…

  • 神喫反省会

    ネタバレ注意!!神喫の振り返り。発行して一年経ちました。過去に読み返してみての感想を徒然と書いたヤツに加筆しました。全体的にお説教臭い話だったな……と振り返り。最後のひびきの長セリフが長すぎた……と思うんですけど、あれを入れなきゃ、話が終わ…


イラスト