メモ
「ブラック・メイデン」について、ぼやぼやまとめる。
この話は「愛国心」の話も含むのだけど、
古い考えの「愛国心」もあれば、新しい考えの「愛国心」もあるはずだよね、
国に従う=愛国心ではないよね、って、オトギリ卿の行動で分かるように書きました。
オトギリ伯爵はこの世界の幸せを心から願う純粋すぎる青年なんです。
ブラック・メイデンは名誉は穢され、死よりも苦しい目に遭いました。
しかし、「国の歯車として生きるのも悪くない」と、オトギリ卿と共に生きることを決めます。
ブラック・メイデンの生き様は贖罪ではあるのだけど、
本来、この業は彼女が負うべきものではありませんでした。
この業から逃げてもよかったはずでした。
しかし、オトギリ卿と出会ったことで、ブラック・メイデンは
「自分の人生は自分で切り開くモノ。そもそも贖罪なんてする必要がない」と気がついた話なのです。
「人生は生まれではなくて、生き方」ということが書きたかっただけかも。
自分でいうのもアレなんですが、ブラック・メイデンもオトギリ伯爵も、毒親育ちです。
親から愛されていなかったオトギリ伯爵と、
間違った愛され方をされたブラック・メイデン。
神喫のひびきも毒親育ちなのだけど、この考えを発展させた形かもしれない。
毒親論。再放送かも。
思えば、うちの親が「毒親育ち」だと思う。
それなりに、私たちを愛そうとはしてたけど、
毒親育ちなものだから、子どものへの愛し方が下手くそだっただけかなって。
父は毒親に片足突っ込んでるかもしれないけど……(よく私を全否定してくるし……)。
自分に関わるエピソードとして、
「○○(母)を結婚させなきゃ良かった。そうすれば、私の世話をしてくれるはずだったのに」と、
孫の存在を否定する祖母がいます。
ま、その祖母は入院中。5日に手術だったのだけど、母曰く、
「あんたの初出勤の方が気になって仕方がなかった」って言ってました。
その日の夕飯はすき焼きでした。
そういうことです。