雑記:2024/02/12

昨日、夜10時前には寝ちゃって、結果、早く起きすぎて、
二度寝も出来なかったので、読書してました。

原作の「薬屋のひとりごと」です。
サンデー版は読んだことあるけど、原作は初めてです。
久々に自分以外の小説を読んだのかもしれない。
読書はするんだけど、最近は教科書的なものだったりが多かったから……。

例えば、統治と功利とかね。
難しすぎて、何回読んでも未だに理解が追いついてない。
私は功利主義なので、最新の功利主義を勉強しようと思って読み始めたけど、難しい。

って、話が脱線した。

「ブラック・メイデン」を書く上で、様々な作品を意識してましたが、
そのうちの一つがサンデー版の「薬屋のひとりごと」でした。
ヒロインが探偵役で~少しラブコメで~みたいな流行り物に乗っかった感じです。
「これ、ラブコメにしては、ハードじゃないか?」みたいな指摘を受けたんですけど。

で、やっと原作を読みました。
全体的にタッチが柔らかな小説でした。
そんなに淡々とそのえげつない世界観を描けるんだ……みたいな。
展開は漫画より起承転結にメリハリがない感じ。
思ったよりハラハラ感がない。猫猫みたいな落ち着きのある小説。
主人公が主人公らしい物語ってこういうことなのか、と勉強になりました。
猫猫が本当に大人びている。
大人びた性格の主人公って、こう書くんだね。

私の作品の描写が激しいのかもしれないけど。「闇子」なんて、体育館を壊してますからね。
ドタバタ系主人公しか書けない自分には新鮮な小説でした。
「薬屋のひとりごと」をリスペクトにして書いたのが「ブラック・メイデン」ですけど、
オトギリ伯爵もメイデンも年齢に似合わないドタバタした性格のせいか、
物語の系統が違うなあと、なんか安心しました。