パイロット版「恩知らずの闇子さん」その1
「恩知らずの闇子さん」は、本編を書き始める前に、パイロット版を2編書いてます。様々なアドバイスを頂いた上で、本編を書き始めました。その一つをアップします。改めて読み返すと、二人とも性格が違くてびっくりします。本編と名字など設定が色々違います…
パイロット版「恩知らずの闇子さん」その2
「北条さん、ごきげんよう。如何お過ごし?」 後ろから、髪の毛を美しく整え、メイクをバッチリ決めたクラスメイト、城鳥蓮華が高笑いしながら、背中を叩き、通り過ぎた。「城鳥さん……。どうも」 月曜の朝という一番嫌いで憂鬱な時間帯に、こんな高笑いを…
パイロット版「希望探偵エス」
オレは冬休み間近の寒空の下、走りながら大声で泣いていた。道行く人々は呆れてオレを見ているだろう。しかし、オレはそんな人たちよりも自分の苦しい心を解放させたくて仕方がなかった。冷たい空気で張り付く喉に咳き込みながら、オレは誰も会いたくない一心…
「冷血の鏡子さん」
「あれ。どこいったっけ」 私は夫からもらったピアスを探す。さりげなく揺れるエメラルドがついた小さな小さなピアスだ。大好きな夫からもらったピアス。とっておきのとき――例えば、夫とのデートの時とか――に付けようと思っていたピアス。 今日がそのデ…
時期に消します。
テストでやってみているだけです、はい。